Cat | ナノ秒ダイオードレーザー

Tec-045 / 047

Cat

TEC-045 / 047 Catシステムはナノ秒パルスのダイオードレーザーです。パルス幅と繰り返しは遠隔操作により可変できます。時間分解蛍光分光に最適なシステムです。

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■概要

TEC-045はハイパワーダイオードレーザーのパルス駆動システムとして開発されました。パルス幅は5~100ナノ秒で設定できます。繰り返しは16kHz~67MHzで可変できます。設定パラメータはRS232経由にてコントロールできます。ターゲットとなる用途は時間分解蛍光分光です。

■レイアウト

TEC-045は、科学者に限らずどなたでも容易に操作が可能です。レーザーパルスを駆動する内部マイクロコントローラーはPCより各パラーメータの制御が可能です。ダイオードレーザーを駆動する電気パルスは5nsステップで設定できます。繰り返しは1MHzステップに設定できます。堅牢でコンパクトなデザインは、幅広いフィールドのアプリケーションでの使用を可能にしました。

■蛍光分光における近赤外ダイオードの強み

蛍光分光法は生物医学の分野で発展してきた検出法です。レーザー蛍光色素は、70年代、アルゴンイオンの利用とNd:YAGレーザーの急増以来発展を続けております。典型的なレーザー蛍光色素の励起波長は、緑、青そして近紫外です。アルゴンイオン・Nd:YAGレーザーシステムはダイオードレーザーと比べ巨大、かつ高価です。ダイオードレーザーは赤・近赤外、近年では近紫外の波長もカバーできるようになりました。Sacher Lasertechnik社は今後、近赤外に高感度な蛍光色素と近赤外ダイオードレーザーを一緒に提供できるよう更なる研究を続けています。

■近赤外蛍光色素

Sacher Lasertechnik社とSquarix社は、生物医学での蛍光色素の応用に向けて共同開発を行っています。近赤外蛍光色素はシリコンディテクターで動作するので、標準的なカメラシステムで容易に検知できます。

■応用例: マウス細胞の蛍光分光

Sacher Lasertechnik社は、蛍光分光による細胞調製とサンプルテストを行っています。

ピークパワー 最大300 mW/30 nJ
波長レンジ 375~1650 nm
ビーム広がり < 5mrad
パルス幅 5~100 ns、CWモードあり
繰り返し周波数 16kHz~67MHz
PCインターフェイス RS232
電源 9VDC
寸法 長さ:76mm  直径:38mm
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