SHG
波長変換結晶を内蔵した共振器は、外部キャビティレーザーで励起します。SHGでのパワーに応じて、ポンプレーザーはハイパワー外部キャビティレーザーもしくは2ステージMOPAシステムにて構成します。
- 概要
- ダウンロード
ダイオードレーザーのSHG
ダイオードレーザーはコンパクトで頑丈、万能で比較的安いレーザーになります。しかし発振可能な波長レンジにおいて、いくつか重要な領域をカバーできておりません。紫外、青、黄、緑といったレンジ(UV - 620 nm)は直接発振することができないのです。Sacher Lasertechnikはこれらの領域をカバーする完全なSHGシステムを提供いたします。波長によっては最大FHG(4倍波)まで可能です。
SHGは、2倍波を発生する物質の非線形性を利用します。簡単なイメージとしては、2つの光子が吸収されている一方で1つの光子しか放出されない現象です。この1つの光子は2倍のエネルギーを伝達し、その結果倍波になるという仕組みです。
欲しい波長によって使用する物質を選択します。それ故それぞれのシステムが個々のお客様の仕様に応じて調整されます。
SHGの構成
非線形変換効率が低いため、光共振器の構成は倍波発生に最も重要です。このために励起レーザーにロックされた光共振器を使い、励起出力を強めます。ロック機構はHänsch Couillard Lockingと呼ばれるもので、変調を使わないで励起レーザーへの光共振器安定化をする機構です。
Hänsch Couillard Locking
SHGの波長レンジとパワー
■パワー
■狭線幅
■キャビティデザイン
|
■プラグアンドプレイ設定
|