NIREOSのテクノロジー

NIREOSの技術はフーリエ変換(FT)分光に基づいており、スペクトルを測定するために光の干渉を使います。時間遅延を生み出すよう光を共線上2つに分割し、その干渉パターンを遅延の機能としてディテクタで計測します。インターフェログラムからのフーリエ変換は、連続的な強度スペクトルの波形になります。フーリエ変換分光器は分散型分光器に比べて顕著な利点があります。

  • 読み出しノイズにおいて高いSN比
  • スリットがないため高いスループット
  • スキャンディレイの調整により柔軟な高い解像度

Fundamental Principle

これはフーリエ変換分光器のすべての利点を備えています。高スループット、スリットレスによる感度向上などです。特に自社開発の干渉計は超高安定です。マイケルソンやマッハツェンダー型と違い、空間で光を2つに分けるのではなく偏光で分けます。この用途では複屈折を最大限利用することができます。この方式では垂直でも水平でも偏光された光は異なる屈折率を経て、異なる速度で伝搬します。以下の図の通り、複屈折のウェッジの入射を調整することにより光のディレイを調整することが可能です。

Gemini

特許出願中の共通伝送路干渉法は、極端に高い安定性と再現性が特長です(1アト秒以上、約1000の波長において)。これらの理由から多く振動がある場所や産業用途の厳しい環境において、自動制御や位置補正の機能なしで使用されています。

トップへ