2波長出力ピコ秒レーザー(非線形顕微鏡向け)

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どんなアプリケーションでもその品質に最も影響が大きい要素は、駆動光源のパフォーマンス、すなわちレーザー自身です。それに加えて多くのアプリケーションは費用対効果を高めるべく、もっと大きな平均パワーを必要としています。

コンパクトでアライメント不要のオールファイバー構成ピコ秒レーザーはCARS顕微鏡向けに開発され、同期された励起波長とストークスパルスが1本のファイバーより出力できます。この空冷ターンキーCARS用レーザー光源は、空間的・時間的にパルスをオーバーラップするためのアライメント作業が不要という、ユーザーにとって大きな利点があります。CARSの2850 cm-1あたりの脂質のCH振動レベル、第2高調波発生(SHG)や2光子励起蛍光(TPEF)信号のプローブなどの、高品質・高速顕微マルチモーダル非線形イメージングが可能です。

アプリケーション

  • CARS(コヒーレントアンチストークスラマン散乱)分光・顕微鏡
  • 顕微マルチモーダル非線形イメージング(CARS, SHG, TPEF)
  • SRS(誘導ラマン散乱)顕微鏡

CARS画像

Multimodal composite image of human connective tissue showing an overlay of the CARS (red), SHG (blue) and TPEF (green) signals.
Courtesy of IPHT Jena.

モデル FOPG-Version for CARS FOPO-Version for CARS & SRS
周波数差 tunable between 2700 cm-1 and 3300 cm-1 tunable between 930 cm-1 and 3300 cm-1
パルス幅 <30 ps <20 ps
寸法 26 cm x 32 cm x 15 cm 56 cm x 41 cm x 14 cm
ストークスパルス
繰り返し from 1 MHz up to 3 MHz 18 MHz
波長 approx. 1030 nm approx. 1035 nm
平均パワー >100 mW > 200 mW
ピークパワー >1 kW >0.5 kW
スペクトル幅 <15 cm-1 <5 cm-1
ポンプパルス
繰り返し from 1 MHz up to 3 MHz 9 MHz
波長 approx. 800 nm approx. 850 nm
平均パワー >10 mW >50 mW
ピークパワー >1 kW >0.5 kW
オプション <40 cm-1 <20 cm-1

PDFカタログ

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