【ダイヤモンド量子センサ】
NVセンタ搭載・量子物理実験システム
”Kwanteach"
近年盛んに研究され、今後大きな期待を寄せられている「ダイヤモンドNVセンタ」をセンサとして利用したシステムのご紹介です。フランスのKwan-Tek社は、本技術を核とするシステムを開発しております。ダイヤモンドNVセンタは室温で動作する使いやすさに加え、磁気に対して超高感度な特長を持っています。
Kwan-Tekは量子物理学・量子エンジニアリングを学ぶ学生向けに、NVセンタを搭載した学習キットを開発しました。ODMR(光検出磁気共鳴)やゼーマン効果、超微細構造などの測定実験を手軽に行うことができます。基本システムにオプションのパルスシステムを組み合わせると、ラビ振動や縦緩和時間T1などの測定も可能になります。
メーカー
Kwan-tek(フランス)
量子物理学習キット「Kwanteach」構成
基本システム
- コントローラ
- 3軸ヘルムホルツコイル
- フォトディテクタ
- レーザー
- NVセンタダイヤモンド・RFアンテナ
- 光学系各種
- ソフトウェア
基本システム+パルス
- パルスジェネレータ
- 専用制御ボード
- AOM
- フォトディテクタ
- RFスイッチ
実験種類
基本システム
- 光検知磁気共鳴(ODMR)
- ゼーマン効果
- 超微細構造準位
基本システム+パルス
- 縦緩和時間T1
- ラビ振動
- コヒーレンス時間T2
- ダイナミックデカップリング:コヒーレンス時間T2
- 2準位系システムの飽和
特長
- シンプルなプラットフォーム(真空不要・低温不要)
- フレキシブルで操作性に優れたシステム
- 理論的知識を完結できる実際的なアプローチ
- 学士から修士・博士レベルまで対応
- 堅牢・カスタム可能
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