よくある質問
- 1. 紫外線はコロナウィルス(COVID-19)を殺せますか?
- 現段階ではこの菌株については調査中ですが、いくつかの類似した構造のコロナウィルスにはUV-C紫外線に有効に反応していることが確認されています。
- 2. 紫外線でどのくらいの時間でバクテリアを殺せますか?
- UV-C紫外線の殺菌効果は、露光時間x紫外線の光強度、及びランプから対象物までの距離に関係します。また、個別の菌の種類によって菌を不活化させるのに必要な線量が異なりますので、一概に何秒で殺菌が出来るかはケース・バイ・ケースです。しかし、バクテリアやウィルスは、大腸炎の原因となる胞子菌などと比べてUV-C紫外線にはとてもよく反応し、より短時間で不活化出来ます。製品のタイプや使用方法、目的の菌の種類によって異なりますので、ご相談ください。
- 3. 紫外線はどのようにバクテリアを殺すのですか?
- 厳密には不活化させています。菌のDNAを破壊し、細胞分裂をさせないようにすることです。より詳細には、細胞内のDNAとRNAに侵襲し、チミン二量体を形成します。これが、細胞の再生を不可能にすることで、菌が死滅します。
- 4. UV-C紫外線は安全ですか?
- 目と皮膚の保護は必要です。直接に肌に露光すると皮膚が一時的に赤くなり、目の場合は炎症が起こりますが、皮膚がんや白内障を引き起こすことはありません。
- 5. 紫外線殺菌ランプはウイルスを殺しますか?
- 空気中のバクテリアやカビ胞子などほとんどのウィルスを99.9% 不活化します。
- 6. ランプ交換の頻度は?
- American Ultra Violet社の殺菌ランプはtyp.寿命は17,000時間(2年間)です。2年間で約20%光強度が落ちます。完全に消える訳ではありません。
- 7. 微生物を殺すのにどのくらいの照射強度が必要ですか?
- UV-C紫外線の露光時間X 光強度の関係となります。光強度が強い程、短時間で殺菌が出来ます。また、光強度が弱くても時間をかけて殺菌が出来ます。バクテリアに対する殺菌の作用は同じです。また、殺菌紫外線には逆2乗の法則があります。ランプから対象物までの距離が長いと殺菌力が減ります。平均的なバクテリアはAmerican Ultraviolet社のUV-C 紫外線殺菌ランプ1本が6インチ(約15cm)で照射した場合、約10秒で殺菌出来ます。
- 8. 紫外線殺菌ランプは連続してOn/Offが出来ますか?
- American Ultraviolet社の冷陰極タイプのスリムライン型ランプは瞬間的スタートが可能で堅牢な電極を採用し、長寿命を誇ります。全て米国製です。スタートの回数は寿命に影響します。空気の殺菌や食品工場内での殺菌、水の殺菌など常時Onで使用されOffにする必要はありません。 熱陰極タイプのランプは、一般的な蛍光バラストが使われ、安価で小型になりますが、頻繁なOn/Offが寿命に大きく影響します。
- 9. 紫外線殺菌ランプはどのように微生物を殺しますか?
- 殺菌作用のある紫外線波長は185-254nmです。微生物の細胞を分裂・再生が出来ないようにすることで殺菌します。
- 10. 紫外線殺菌ランプは熱くなりますか?
- ほとんど熱くなりません。一般的な蛍光灯と同程度です。
- 11. 効率よく殺菌するにはどのくらい近くで照射すべきですか?
- UV-C紫外線の露光時間X 光強度の関係となります。光強度が強い程、短時間で殺菌が出来ます。また、光強度が弱くても時間をかけて殺菌が出来ます。バクテリアに対する殺菌の作用は同じです。また、殺菌紫外線には逆2乗の法則があります。ランプから対象物までの距離が長いと殺菌力が減ります。平均的なバクテリアはAmerican Ultraviolet社のUV-C 紫外線殺菌ランプ1本が6インチ(約15cm)で照射した場合、約10秒で殺菌出来ます。
- 12. 紫外線ランプはユーザーにどのような害がありますか?
- 長い時間の直接の露光により一時的に肌が赤くなったり目が痛くなったりします。しかし、皮膚癌や白内障を引き起こしたりはしません。American Ultraviolet社の製品は安全を考えた設計となっており、プロの設置業者により正しく設置され、正しくお使い頂き、メンテナンスをすれば安全です。もし、直接にUV-C紫外線に露光した場合、皮膚の最上層を焼いてしまいます。また、目に露光した場合、金属の溶接の火花を見たような状況となり目の乾燥や埃が入ったように感じるようになりますが、UV-C紫外線は、永久的な損傷を与えることはありません。
- 13. 紫外線ランプは周辺の物体にどのような影響を与えますか?
- プラスチックへの長時間の紫外線照射は約10%です。例えばプラスチックはおよそ10年の寿命ですが、UV-C紫外線にずっと照射されている場合、寿命が9年になります。植物に直射、反射がある場合は損傷を与える可能性があります。色素や色は長時間の照射により褪せる可能性があります。
- 14. UV-C 紫外線は周囲の物体にどのように影響を与えますか?
- いいえ、影響を与えません。UV-C紫外線は接触したものにだけ殺菌効果があります。TBシリーズのような室内向けの殺菌装置をお使いの場合、天井から吊った照明や換気ファンなどに遮られる場合には、室内を完全にカバーするために、追加のユニットを考慮する必要があるかもしれません。
- 15. 一本の紫外線殺菌ランプでどのくらいの面積をカバーできますか?
- ランプの出力(W)によります。例えば、15Wのランプでは約6畳、 30Wのランプでは約12畳です。
- 16. UV-C 紫外線ランプはどのように空気を殺菌しますか?
- UV-C 紫外線殺菌ランプは天井マウントまたは吊り下げマウントで使用出来ます。もしくは、エアダクト内にも取り付けが可能です。天井マウントや吊り下げマウントでアッパーエア照射を行います。これは、天井に向ける上方向または横方向に照射します。これらは床から2.1m程度の高さに設置し、人間に当たったり、目に入らないように設置します。ダクト内に設置することも可能です、天井が低すぎて、アッパーエア照射が出来ない場合に有効です。この場合は、人体に露光されないので、より強力なランプまたは複数のランプを使用し、殺菌能力を高めることが出来ます。
- 17. UV-C紫外線ランプを使用するときに安全上どのような注意が必要ですか?
- 部屋・学校・オフィスなどでUV-C紫外線ランプを使用する際、TBやCMシリーズのような間接照射タイプは人間の目の高さよりも上の位置に取り付けられます。室内空間の上部の空気に照射されるので人間や動物には直接の露光はありません。また、American Ultraviolet社の天井マウントタイプのUV-C紫外線ランプ製品をご使用の場合、American Ultraviolet社のUltra-Spec 100ゴーグルやUltra-Shieldフェイスシールドをご使用ください。