吸収分光

インジウム

インジウムは第3族元素の反応性の良い金属です。1863年にReichとRichterに発見され、分光調査に使用されています。その青色のスペクトル線により、インディゴにちなんで名付けられました。1つの価電子が特徴です。インジウム同位体の天然依存度は113Inで4.3%、115Inで95.7%になります。

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410nmと451nmで、いくつかの光遷移があります。電子準位は準位図の抜粋にあります。113Inの天然依存度は低いため、115Inの遷移のみになります。

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410nmの4つすべての光遷移は、Sacher社の外部共振器型レーザーを使ったインジウム吸収実験によって確認されています。下の図はある繊維のラムディップで、標準的な飽和吸収実験によって測定されました。

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これらの実験はリトロー型(TEC-100)の青色レーザーを使用して測定されました。

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